映画「アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜」 - Nine days good

映画「アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜」

スクリーンショット 2015-12-07




2013年イギリス・アメリカ合作映画 ロマンティックSFラブストーリー
監督・脚本リチャード・カーティス

監督のリチャード・カーティスさんは、Mrビーンのテレビシリーズや映画フォーウェディング、
ノッティングヒルの恋人、ブリジット・ジョーンズの日記シリーズ、戦火の馬などの脚本を
書いた方です。

でも監督はラブ・アクチュアリー、パイレーツ・ロック (ともに脚本も)、今作で3本目。
そして早くも引退すると言っているそうで、監督は合わないなーと思ったのでしょうか。


今作は3本の中では一番監督の言いたいことがつまっている気がします。
ある日突然父から自分の一族の男にはタイムとラベルの能力があることを告げられた主人公ティム
(ドーナル・グリーソン、ハリポタのロンのお兄さんで有名)は、人生の目標を「愛する人と
愛し合うこと」に定め、現在と過去を行ったり来たりの試行錯誤を始めます。


このタイムトラベル能力が心だけ行くんですね。身体は年とらないんです。
だから何回戻っても老化することもなく、人生をやり直すリスクはあまり無い。
ただ、話が進むにつれて「どうしてもやり直せない」ことも出てきます。
そこが人生の分岐点になり、主人公は「どうしても譲れない出来事」から過去には戻れなくなります。

実はSFの描き方もあいまいでファンタジーに近いです。
でもそれが許される雰囲気で作っています。

主人公は途中からお父さんの助言を参考にするんですけど、最後は自分が実感した
やり方で毎日を過ごすようになります。それが結局一番良いと気付きます。
そのへんが監督の一番言いたかったことなのかなと思います。


さすがイギリス、というか、本だらけの部屋の中がかっこいいですよね。
景色も街も色あいがすごくきれいです。
この映画で一番感心したところは、最初ひょろひょろとしたモヤシ男だった主人公ティムが
どんどん立派で魅力的な青年になって行くところです。役者さんはさすがです。