見た映画感想・覚え書き - Nine days good

見た映画感想・覚え書き

ゼロの未来 (2013)
THE ZERO THEOREM

監督テリー・ギリアム
あいかわらず演技がうますぎて嘘つきの顔になっているクリストフ・ヴァルツは上手いんだけど・・・
だんだんパターン見えて来ました。慣れて来たってことですね。
デヴィッド・シューリスは懐かしく感じました。マット・デイモンの映画の出方ってすごく好き。
マット・デイモンは気負わないで力まないで良い仕事をして良い役者だな〜賢い人なんだなーと思います。
ベン・ウィショーは・・・どこに出てた!?!?ってぐらいの出方で、印象薄かった!好きなのに!!
ティルダ・スウィントンはスノーピアサーとかグランド・ブダペスト・ホテルで鍛えられてたからすぐに
彼女ってわかりましたよ〜。天才プログラマー少年ボブ役のルーカス・ヘッジズくん、すごく良かったです。
この映画はですね、テリー・ギリアムのいつものナンセンスなごちゃまぜSFで、色あいとかあいかわらずきれいでした。
そしていちいち服が壁紙と同化するマット・デイモンとか、ほんっと訳わからんセンスで面白いよなあ〜と、
だってあれ絶対面白いと思ってやってるだけで意味ないですもん。そういうところがね、真面目なフリしてかなり
おちょくっていて、簡単に言えばユーモアなんだろうけど、私はおちょくられているなあと受け取りました。
ラストに「CREEP」がかかってね。昔ずっと聞いていたけど、久しぶりに聞いてやっぱり良い曲だなーとしみじみし、
物語と絡めて歌詞を考えて、ちょっとポロリと涙が出ましたよ。
ドタバタ劇の最後にホロリとさせる王道のラストで、仮想世界の虚しさを描いていましたね。




クーデター (2015)
NO ESCAPE

監督ジョン・エリック・ドゥードル

巻き込まれ型サスペンスアクション、と受け取って良いのでしょうか。
この映画を面白いと言っていた人とセンスが似ているらしく、期待して見たらやっぱりすごく面白かったです。
(音楽ライターの南波一海さんという方です)
オーウェン・ウィルソン主演。
主人公の妻役のレイク・ベルさんはサイモン・ペッグのラブコメ「マン・アップ」の方ですね。
ピアース・ブロスナンが・・・すわ◯◯7!?と思ったら本当にそうで~~;笑った。
あらすじはアジアの架空の都市で(ベトナムの隣りの国ということは描かれていて、何故か日本語も飛び交っている)
アメリカ人の進める水道事業に反対する地元住民が政府に反乱を起こし、アメリカ人は皆殺し、見つけ次第オノとかで
ボッコボコに殺すという事態に直面したオーウェン・ウィルソンが家族を連れ逃げ惑うというサバイバル・アクションです。
もう、追って来る反乱民の数がすごくて、これどうやって助かるの?という素早いゾンビものに近い感じの恐怖なんですね。
娘2人がまたあどけなくて結構リアルに我がままで逃げるの邪魔して来たり、3回見ましたけど3回とも手に汗握って
「もうアジアには旅行しない」と本気で思いました。それぐらい面白かったです。




さよなら渓谷 (2013)

監督大森立嗣

大森南朋さんのお兄さんの監督さんですね。もちろん大森南朋さんも出ています。
真木ようこ主演。相手役の男が大西信満という、旧芸名が大西 滝次郎さんで「赤目四十八瀧心中未遂」でデビューした
「キャタピラー」にも両手両足失った夫役で出ていた、ちょっと面白い出方をする俳優さんですね。
仕事の仕方が硬派だなーと思って私好きなんです。
このお話は吉田修一さんの小説が原作で、一風変わった恋愛もの、です。
恋愛を描いているんですけど変化球がキツすぎて受け止めるのが辛かったです。
最近、東大のサークルとか相次いでいる事件で被害者の女性がその後どう過ごしているのか、加害者の男性がどういう
心境でいるのかと想像して生まれた話なんでしょうね。
東大の事件に関して言えば、実は被害者の女性は彼氏に呼び出されていた・・・という事実が新しくわかって来たりして
このお話がよりリアルに感じて来ます。
加害者の中にも集団の暴走を予測できなく圧力に流されその場の乗りで仕方なく犯行を行ったが、、、でも冷静になって
一生後悔、してくれる人がいればいいな、という願望のお話でしょう。
何が嫌って、笑ってるんですよ、犯行を行いながら。軽いノリなんですよ。
それが本当に忌々しくて、おぞましくて、身の毛がよだちました。
憎むべきは同調圧力です。反対意見を言ってその場で嫌われても、それがきっかけで一生仲間はずれになっても、
一瞬嫌だと感じた事は、その違和感を最優先すべきです。仲間の「その場のノリ」に、自分の魂を汚す価値は無いです。
それで仲間はずれになるとしたら、そんな仲間いらないです。仲間はずれじゃないです「仲間はずし」です。
一瞬でも嫌だと思った犯罪は絶対にやるべきではないと、この映画を見て心から感じました。
「相手の一番傷つくことをする」と誓った主人公の女性が最後に取った行動が、ありったけの愛の叫びに見えて
悲しかったです。




ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション (2015)
THE HUNGER GAMES: MOCKINGJAY - PART 2

監督フランシス・ローレンス

ずっと見て来たシリーズだったので、こういう形で終わって、納得しましたし、良かったと思いました。
紆余曲折、途中はそりゃ納得行かない細かいことありますよ。でも少女が戦い、悩み、平和を勝ち取り、
本当の愛を見つける、単純に言えばそういう、良い話じゃないですか、と思うのです。
ジェニファー・ローレンスの無表情の演技は全然無表情じゃなくて、すごく良いですね。
ジェニファー・ローレンスはおしゃべりの演技も上手いし、朴訥な人の演技も上手いし、しゃべってもよし
黙ってもよしと何やっても良いですね。単に私が彼女を好きなだけですかね...。